便秘の改善・解消法

便秘を解消する体操

排便する際、いきむには腹筋が必要であることからも分かるように、便秘と腹筋はとても関係が深いものです。腹筋を鍛えることは便秘解消のために必要なことであり、腹筋がないと内臓を支える力が低下して胃腸が下がり、活発に動くことができなくなって便秘になりやすくなります。

 

腹筋を鍛える体操は、便秘解消体操の中ではとても有効です。まず、仰向けに寝て両手を頭の後ろで組み、ゆっくりヘソをのぞきこむように上半身を持ち上げます。そこで5~10秒間停止しまします。それからゆっくり元に戻ることを5~10回繰り返します。

 

次に、仰向けに寝て両手を体の横に置き、ひざを伸ばしたまま両足を20~30cmくらい持ち上げます。そのまま5~10秒間停止します。

 

また、腰をひねる体操も便秘によく効くようです。イスに浅く腰掛け、左ひざを真上に上げて息を吐きながら、右ひじと左ひざがぶつかるところまで腰をひねります。左右各5回から10回程度行います。

 

腸の位置を持ち上げることも腸の充分な動きを助け、便秘解消につながります。逆立ちが最も効果的で、肩と頭を床につけて両手で腰のあたりを支えながら足を上に持ち上げます。ひざはまっすぐにして逆立ちのまま自転車のペダルをこぐように20回程度足を回します。
また、ひざを曲げて座り、背中を丸めてひざを抱えた姿勢で後ろにゆっくり倒れ、前後に2~3回揺れて元に戻ることも便秘解消体操として有効です。